栃木県北部、那須連山のふもとの那須町に誕生した“全国初の観光地密着型・プロ自転車ロードレース・チーム”「那須ベンガーズ」。小さな会社や商店などがスポンサーとなって地域活性化を目指します。しかし、課題は資金難。すぐに経営が行きづまります。経営再建のためにマネージャーとして送り込まれることになったのが、地元信用金庫の職員・平井守(28歳)です。守に突き付けられた条件は、那須ベンガーズの経営を2か月で立て直すこと。ある仕事での失敗を引きずる守は、恋人・美弥子(29歳)との結婚を控え、信用金庫に戻るため、懸命になります。 このチームで守と出会うのが、那須ベンガーズのキャプテン・遠山一成(39歳)です。エースを勝たせるため、風よけになる“アシスト”を20年続けてきました。将来のことよりも、ただ今、大好きな自転車ロードレースに全てをかけようとする一成。守は次第に一成の生き方に心動かされていきます。しかし、那須ベンガーズ経営立て直しの期限が迫る中、守はある決断をくだします。 そして、このことで、二人は激しくぶつかり合います。緑の高原を疾走する自転車。那須の風の中にそれぞれの答えを探し、前を向こうとする者たちの物語です。
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