福島県出身の新人監督・渡邉裕也が、東日本大震災後も原発事故による風評被害に負けることなくたくましく農業を営んだ自身の祖父の姿にインスパイアされて企画した人間ドラマ。仕事も転々とし、金もなく中途半端な生活を送る東京に住む23歳の真也は飲み屋の店主の紹介で福島の農家で働くこととなった。寒くて、朝が早く、きつい農作業に初日から嫌気がさすが、そんな彼にも農家の先輩たちはやさしく、時に厳しく向き合ってくれた。保育士・里紗へのほのかな恋心から福島に残ることにした真也だが、自分が手塩にかけて育てた農作物の収穫の喜びや、ボスである正雄の農業で地元の人びとに尽くす姿に触れる中で、福島での生活が好きになっていく。そんなある日、真也は初めて売り子をした県外の直売所で福島県産の野菜を毛嫌いする客に思わず手をあげてしまう。主人公・真也役を吉村界人、正雄役を萩原聖人、里沙役を大後寿々花がそれぞれ演じる。
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