歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第21弾。第5期歌舞伎座(2013年4月開業)のこけら落とし公演のひとつとして、14年3月に行われた公演「歌舞伎座新開場柿葺落 鳳凰祭三月大歌舞伎」で上演された演目「日本振袖始」と「二人藤娘」を、2本立てで上映。シネマ歌舞伎ならではの趣向として、役者たちの舞台裏での姿も本編中に盛り込まれている。「日本振袖始」は、記紀神話に記された出雲の八岐大蛇(やまたのおろち)伝説をベースに、近松門左衛門が書き上げた演目で、生贄として捧げられた稲田姫を救うため、大蛇退治にやってきた素戔嗚尊(すさのおのみこと)の物語を描く。妖艶な姫の姿から恐ろしい大蛇へと変貌する八岐大蛇を演じた坂東玉三郎と、素戔嗚尊に扮した中村勘九郎の大立ち回りも見どころ。
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