胡来律师·巽志郎11

カリスマ若手デザイナーの深町由香（多岐川華子）が殺害され、ナンパをきっかけにその夜を一緒に過ごしたとされる大信田光一（柳下大）が、強姦殺人の罪で逮捕された。巽法律事務所はやむを得ず解散してから3年が経った。その間、自費を投じて事務所を再生させようとしていた秘書の野村真知子（あき竹城）は、光一の弁護をリニューアル後の最初の仕事として引き受ける。しかし、肝心の所長席には巽志郎（三浦友和）の姿が見当たらなかった。前の事務所を慌ただしく引き払って以来、真知子は巽と一度も会っていない。ふるさとに帰る考えを断念し、巽との再出発をずっと願っていた真知子は、足を棒にして巽がいそうな場所を東奔西走する。やっとのことで、ウィスキーを片手に身の上相談に乗っていた巽を見つける。巽は、真知子と再会するのを喜ぶものの、光一に前科があると聞いて、弁護については消極的な態度を示す。そんな巽を真知子が一喝！どんな相手のためでも力を...