警察で看守を務めている徹(筒井道隆)は独身寮で生活している。バンド活動に旺盛に励んでいたが、ライブは専ら留置所で行なわれていた。徹は看守から刑事に出世し、連続窃盗事件で押収された盗品の鑑識作業に立ち会う事になる。千切れた紙片を合わせていく作業を進めると、そこには“吉岡恵美子”という名前が。盗品の持ち主らしいのだが、被害届は出されていなかった。警部補と共に、徹は恵美子(清水美那)の自宅へ。彼女は盗品が自分の持ち物である事は認めたが、何故か盗まれたのではなく自分でなくしたのだと言い張り、被害届の提出をかたくなに拒むのだった。数日後、徹は偶然見かけた恵美子の後を追いかけ、電車の中で彼女をナンパする。恵美子に想いを寄せる中、徹は女子大生暴行殺人事件の捜査担当になる。捜査を進める内に、徹は自分の身近な人間の犯行ではないかと思い至り苦悩する。やがて彼自身も事件に関係しているのではないかと疑われ、取り調べを受ける事になってしまう。取り調べる刑事たちの中に服部(遠藤憲一)が居た。服部は本庁の本部長であり、恵美子の不倫相手でもあった。彼女が被害届を出す事を拒んだのは服部の存在が原因だったのだ。それを知った徹が恵美子のアパートを訪ねると、部屋は既にもぬけの空。彼女の居場所は服部にも知らされていなかった。
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